(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は前週末比17円安の38,211円で取引を開始しました。前週末の米国株式市場がまちまちな結果となった流れが、国内株式市場でも続きました。寄り付き後早々に上昇に転じる場面もありましたが、材料難の中、前週末終値をやや下回る水準でもみあいとなりました。債券市場では、日銀が通知した定例の公開市場操作で、長期債の購入予定額を減らしたことにより、長期金利が約半年ぶりの水準まで上昇したものの、株式市場への影響は限定的でした。その後も日経平均株価には大きな動きはなく、前週末比49円安の38,179円と小幅に反落して、本日の取引を終えました。
個別では、KDDIやオリンパスが前週末引け後に2024.3期決算と同時に発表した自社株買いが好感され、2銘柄で日経平均株価を約60円押し上げました。一方で、東京エレクトロンも2024.3期決算と同時に自社株買いを発表したものの、自社株買いの内容が、自己株式を除く発行済み株式総数の0.8%に留まったことが失望されました。また、セコムも前週末に2024.3期決算と自社株買いを発表したものの下落し、2銘柄で日経平均株価を約62円押し下げました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
(野村證券投資情報部 磯崎 博志)