(注)画像はイメージです。
本日の動き
前日の米国株式市場では、インフレ再燃への懸念が高まり、主要3指数は揃って下落しました。その流れを引き継ぎ本日の日経平均株価は前日比225円安の39,624円で取引を開始しました。前日に一時40,000円を上回る場面もありましたが、40,000円付近での上値は重く、前日の大引けに続いて本日も高値警戒感が重石となりました。しかし、11時過ぎに前日比601円安の39,247円まで下げ幅を広げると、自律反発のような動きとなり下げ幅を縮めました。さらに一時、1米ドル=153円台を付けるなど円安気味に推移したことも下支えとなり、39,400円台で一進一退となりました。その後は新規の材料に欠き、前日比378円安の39,470円と5営業日ぶりに反落して本日の取引を終えました。個別銘柄では、日経平均株価の構成比で上位銘柄の下落が目立ちました。中でも、ファーストリテイリングは前日比ー2.25%、東京エレクトロン同ー3.10%となり、2銘柄で約185円日経平均株価を押し下げました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日は主要経済指標の発表はありませんが、来週は17~18日に米国で、18~19日に日本でも年内最後となる中央銀行の金融政策決定会合が開催されます。
(野村證券投資情報部 神谷 和男)