
(注)画像はイメージです。
本日の動き
8日の日経平均株価は、半導体製品への100%関税を回避できる道筋が示され、7日に米国の半導体関連株が上昇したことや、日米の関税を巡る認識のズレが解消されたこと、また好決算を発表した銘柄が大幅高となり、終日堅調な値動きとなりました。日本時間の朝方、赤沢大臣は「米国政府が大統領令を修正し、日本を相互関税の軽減措置対象に加えることを約束した」と明らかにし、自動車関税を引き下げる大統領令も発令されるとの見通しを示しました。これを受けて、TOPIXは史上初の3,000ポイントを超えて寄り付き、日経平均株価も前日比224円高と続伸して始まりました。精密機器や自動車・機械などの輸出セクターを始め、半導体関連株やテクノロジー関連株、値がさ株などが上昇し日経平均株価は急速に上げ幅を拡大させました。中でも、7日引け後に好決算を発表したソフトバンクグループが一時前日比14.5%高となり、日経平均株価の上昇をけん引しました。後場に入り、一時前日比974円高の42,033円を付け、その後はやや上げ幅を縮め、前日比761円高の41,820円で取引を終了しました。ソフトバンクグループ1社で日経平均株価を264円押し上げ、TOPIXは前日比1.21%高の3,024ポイントと史上最高値を更新しました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
米国の中国に対する相互関税(24%ポイントの追加分)発動猶予期限を8月11日に迎えます。
(野村證券投資情報部 松田 知紗)