
(注)画像はイメージです。
本日の動き
2日の日経平均株価は、米国の半導体関連株の上昇を受け、終日堅調な推移となりました。1日の米主要3指数は、米国の追加利下げ期待が高まり揃って続伸となりました。これを受け日経平均株価は前日比185円高の44,736円で始まり、一時前日比575円高となりました。値がさの半導体関連株や、業種別では医薬品のほか非鉄金属が上昇し相場をけん引しました。その後は上値の重い値動きが続きましたが、後場に入ると押し目買いのような動きも見られ、終値は前日比385円高の44,936円となり、5営業日ぶりの反発となりました。一方、東証プライム市場の値下がり数は6割以上となり、TOPIXの終値は前日比7.34ポイント安の3,087ポイントとなりました。個別銘柄では、ソフトバンクグループと東京エレクトロン、アドバンテストの終値がそれぞれ前日比+5.78%、同+7.88%、同+2.52%となり、3銘柄で日経平均株価を約518円押し上げました。また、半導体メモリーを手掛けるキオクシアホールディングスは一時ストップ高となり、終値は前日比+14.98%と上場来高値を更新しました。1日にエヌビディアが、AI向けのデータセンター用半導体メモリーを調達すると発表したことで、業績の拡大が期待できるとの見方が広がったことが背景とみられます。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
日銀の内田副総裁が講演を行います。追加利上げのタイミングに関する示唆があるか注目です。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)