(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は、総裁選の結果を受けて積極的な財政政策への期待が膨らんだ結果、大きく上昇し史上最高値を更新しました。自民党総裁選で高市早苗氏が勝利し、同氏が選挙戦で掲げた積極財政実現への期待から、日経平均株価は前日比866円高の46,636円で寄り付きました。また、金融緩和を志向する高市氏が新総裁に決まったことを受け、日銀による利上げペースが減速するのではとの見方が広がり、米ドル円が1ドル=150円台まで円安に進んだことも株価を押し上げました。株価の上昇の勢いは終日続き、最終的に日経平均株価は前日比2,175円高の47,944円で引けました。一日の上げ幅としては、2025年4月以来となり、歴代4番目の上昇幅となりました。個別では日経平均株価の指数寄与度の高いアドバンテストが前日比+14.02%となり、一銘柄で日経平均株価を592円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

高市新総裁が総裁選で掲げた経済政策の実現性について、今後焦点となるのは連立協議の進展です。連立協議に関する報道などが注目されます。

(野村證券投資情報部 笠原 光)

ご投資にあたっての注意点