(注)画像はイメージです。

本日の動き

9日は、AI需要の拡大期待からソフトバンクグループが市場をけん引し、日経平均株価・TOPIXともに史上最高値を更新しました。8日の米国株は、エヌビディアのファンCEOが「当社のAI半導体ブラックウェルへの需要が非常に強い」などと発言したことや、AI開発企業xAIが資金を調達し、エヌビディア製画像処理半導体を購入すると報じたことから、半導体関連株が上昇しました。AI投資への需要の強さが改めて意識されたことから、日経平均株価はAIや半導体関連株、電線株を中心に大幅に上昇しました。中でも、ソフトバンクグループが前日比+11.42%の大幅高となり、上場来高値を更新しました。8日にスイス重電大手ABBのロボット事業の買収を発表したことに加え、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの運用収益が拡大するとの期待から上昇し、1銘柄で日経平均株価を475円押し上げました。そのほか、値がさ株や電線株も上昇に寄与し、前日比845円高の48,580円となり、TOPIXと合わせて史上最高値を更新しました。個別銘柄では、ソフトバンクグループによる買収が、ロボットの生産用設備へのAI投資が本格化するとの期待から、安川電機が前日比+9.51%、ファナックが同+4.61%と上昇しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日は9月ECB理事会議事要旨が発表され、米国ではペプシコの決算が発表されます。

(野村證券投資情報部 松田 知紗)

ご投資にあたっての注意点