このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年8月25日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第5位のANAホールディングス(9202)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

数年来の下降トレンドを脱しつつある

当社は、日本国内で国内線、国際線ともに首位の航空会社です。

(図1)当社の株価は、2018年1月に高値形成後、軟調な展開が続いていましたが、足元で当時以降の下降トレンドラインを脱しつつあります。

この先、上値抵抗や下値サポートとして機能してきた52週移動平均線(8月26日:2,528円)を明確に上放れとなれば、昨年10月高値(2,974円)や、2020年以降の緩やかな上昇トレンド上限に向けた戻しの動きが期待されます。

調整継続の場合は過去の安値が下値メド

(図2)一方仮に上値の重い展開が続いた場合は、今年3月安値(2,150円)や2020年4月安値(2,060円)で下げ止まりとなるかがポイントとなると考えます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年8月26日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

・9/6配信:【JT:チャート分析】52週移動平均線は上向き維持 (ウォッチリスト登録銘柄TOP7)

・9/5配信:【三菱UFJ:チャート分析】トレンドラインを挟んだ攻防続く(ウォッチリスト登録銘柄TOP7)

・9/2配信:【ソフトバンク:チャート分析】下降トレンドライン一時上抜け (ウォッチリスト登録銘柄TOP7)

・9/1配信:【トヨタ:チャート分析】主要移動平均線の収れん進む(ウォッチリスト登録銘柄TOP7)

ご投資にあたっての注意点