このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年10月25日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

まずは今年9月高値などの奪回なるか注目

当社は、国内最大の金融グループで、国際展開に強みがあります。

(図1)株価は9月以降軟調な展開となり、10月には632.6円まで下落しました。

ただその後は戻しを試す動きとなっています。この先52週線(10月28日:707円)や今年3月以降の下降トレンドラインを上放れし、今年9月高値(742.4円)奪回となれば、今年3月高値(828.3円)に向けてさらなる戻しを試す動きが期待されます。

調整継続の場合は600円処で下げ止まるか注目

(図2) 一方この先調整継続となり10月安値(632.6円)を割り込んだ場合は、2020年以降の上昇幅に対する50%押し(604円)や2019年12月高値(603円)などのフシがある600円処で下げ止まるか注目されます。さらなる下値メドとしては、2021年7月安値(564.4円)が挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年10月28日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

・11/3配信:【トヨタ:チャート分析】調整一巡後52週線奪回なるか(ウォッチリスト登録銘柄TOP7)

ご投資にあたっての注意点