このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。
ナスダック市場: 時価総額上位銘柄ランキング
(注)データは2022年11月30日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成
本日は第5位のテスラ(A5861/TSLA)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。
調整一巡後、13週線を目指す動きとなるか注目
当社は、2003年に創業したEV(電気自動車)メーカーです。
(図1)当社の株価は、2021年11月以降下落相場となり、今年11月には2020年以降の上昇幅に対する63.5%押しの水準まで下落しましたが、その後反発しました。
この先まずは13週移動平均線(12月2日:228.92ドル)を奪回となるか注目です。さらなる戻しメドとしては今年8月の高値形成時に上放れできなかった52週線(同:274.85ドル)が挙げられます。
下値模索の場合は150ドル前後などが下値メド
(図2)一方調整継続となり、今年11月安値(166.18ドル)を割り込んだ場合は、次の下値メドとして2020年以降の上昇幅に対する2/3押し水準(153.74ドル)が挙げられます。
※当社は2022年8月25日に3:1の株式分割を行いました。この資料は、株式分割考慮後の株価で表示しています。
(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年12月2日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成
この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。