このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年11月30日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

2022年3月高値や1000円台を目指す可能性

当社は、国内最大の金融グループで、国際展開に強みがあります。

(図1)株価は2022年3月に高値形成後、軟調な展開となり、10月には632.6円まで下落しました。

ただその後は戻しを試す動きとなり、11月には主要移動平均線や2022年3月高値形成以降の下降トレンドラインを突破しました。同高値以降の調整相場が一巡した可能性が高まり、この先3月高値(828.3円)を奪回となれば、2018年1月高値(894.4円)や心理的フシメである1000円を目指す動きが期待されます。

最初の下値メドは主要移動平均線が集まる700円処

(図2)一方いったん押しを入れる展開となった場合は、52週線(12月16日:721円)をはじめ、13週線や26週線などが集まっている700円処が最初の下値メドとして挙げられます。さらなる下値メドとしては、2022年10月安値(632.6円)などが挙げられます。

ご参考:直近の年間パフォーマンス

※株価は修正株価、2022年の株価は12月16日時点。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年12月16日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

【チャート分析】トヨタ、52週線奪回なれば調整一巡へ

ご投資にあたっての注意点