1月13日に発表された米国株の四半期決算をお送りいたします。
JPモルガン・チェース(JPM)
カード事業が堅調
※ 会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成
※ 実績は2022年10-12月期
※ 純収益は、事業会社の売上高に当たる収益から金利費用などを差し引いた金額で、比較のために非課税ビジネスを課税基準に調整した金額。
※ EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益
※ 1月13日寄り前決算発表。発表後の株価は、13日の前日比騰落率
金融持株会社であるJPモルガン・チェースの2022年10-12月期決算は、市場予想を上回りました。純金利収入が市場予想を上回り、会社は、クレジットカードローン残高の増加などをコメントしました。会社は、ウクライナ紛争やエネルギー・食料供給、購買力を低下させ金利を上昇させているインフレの持続、前例のない量的引き締めなどによるマクロ経済の不透明性を指摘しました。クレジットカードローンの貸倒率(貸出金に対する純貸倒償却の比率)は、過去最低だった2022.12期の水準から経済の正常化により段階的に上昇するものの、2023.12期を通してみればコロナ禍前の水準を下回ると見込んでいます。
(文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行)
<前回の当社決算と比較!>
<米国株速報>JPモルガン・チェース(JPM):株価は1.66%上昇、金利上昇が追い風