1月27日に発表された米国株の四半期決算をお送りいたします。
シェブロン(CVX)
自社株買いは急増しない
※ 会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成
※ 実績は2022年10-12月期
※ EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益
※ 1月27日寄り前決算発表。発表後の株価は、27日の前日比騰落率
石油メジャーの一角で総合エネルギー・化学品事業を行うシェブロンの2022年10-12月期決算は、売上高は市場予想を上回ったものの、EPSは市場予想を下回りました。会社は、川上部門での探索費の増加、川下部門での精製・化学品利益率の低下をコメントしました。
また、会社は決算発表日前々日の25日に750億ドルの自社株買いプログラムを取締役会で承認し、これが2019年に設定した250億ドルの同プログラムの3倍に相当し、自社株買いが急増するとの思惑などから翌26日に株価は4.86%上昇しましたが、決算説明会で会社は、今回のプログラムは期限がなく、安定的に実施することをコメントしました。
株価は前日の上昇分をほぼ相殺する形で下落しました。