2023年2月9日寄り前発表・2022年10-12月期決算をお送りいたします。
ペプシコ(PEP)
決算概要
北米飲料・スナック堅調
調整後EPSは市場予想を上回った
米国時間2月9日寄り前に、「ペプシコーラ」や、「ドリトス」、「Lay’sポテトチップ」で知られる世界的な食品・飲料会社のペプシコ(PEP US)が2022年10-12月期(2022.12期第4四半期)決算を発表しました。
売上高は市場予想を4.3%、調整後EPSは市場予想を1.2%上回りました。
部門別売上高では、北米飲料、北米フリトレー(スナック菓子)、北米クエーカーフーズ(シリアル)、ラテンアメリカが市場予想を上回りました。
値上げが売上高成長の要因
2022年10-12月期の売上高は前年同期比+10.9%で、為替、買収・資産売却、営業日の影響を除いた売上高成長率は同+15%となった一方で、数量は食品が同-2%、飲料が前年比変わらずで、値上げが売上高成長の要因でした。
通期見通しは市場予想を上回る、51年連続増配
会社の2023.12期通期見通しは売上高、EPSとも市場予想を上回りました。また、会社は年間配当を10%引き上げ、増配が51期連続となることを発表しました。
株価は上昇
ペプシコの株価は、前日比0.95%高で引けました。実績・見通しが市場予想を上回ったことで、会社のインフレへの対応が高く評価されたためと考えられます。
株価推移(6ヶ月日足)
売上高とEPSの推移
文責:投資情報部 竹綱 宏行