このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年12月31日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第3位のソフトバンク(9434)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

2022年7月高値などを目指す動きに期待

当社は、「SoftBank」「Y!mobile」などを展開する国内大手の情報通信企業です。

(図1)当社の株価は2021年9月に高値形成以降上値の重い動きとなり、三角保ち合いを形成しました。ただ今年2月に急騰し、保ち合い上限を上抜けました。

この先この上限ラインを明確に上放れとなれば、約1年半に亘る保ち合い相場が終了し、2022年7月高値(1,561円)や2021年9月高値(1,620円)に向けて、さらなる戻しを試す動きが期待されます。

調整継続の場合はまずは1,400円台が下値メド

(図2)一方、再度調整となり保ち合い継続の展開となった場合は、主要移動平均線が集中しているほか、三角保ち合い下限も位置する1,400円台が下値サポートとなると考えられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年2月24日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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ご投資にあたっての注意点