決算概要

売上高、EPSとも市場予想を上回った

米国時間4月21日寄り前に、ブランド化された消費財を製造するプロクター・アンド・ギャンブル(PG US)が2023年1-3月期(2023.6期第3四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を3.8%上回り、調整後EPSは市場予想を3.6%上回りました。

会社は2023年6月期通期について、売上高見通しを上方修正した一方、EPS見通しは据え置きました。

米国、中国本土の消費が堅調

会社は、インフレや中堅銀行の破綻などが懸念された米国について消費がいまだ堅調であることや、中国本土は新型コロナの流行による移動制限が明け景況感が改善し、消費が回復始めていると述べました。一方で、中国人旅行者数は回復が遅く、スキンケア製品「SK-II」の旅行者向けの売上高が軟調なことや、欧州でインフレによる消費への悪影響が大きいことをコメントしました。

売上高とEPSの推移

株価は上昇

プロクター・アンド・ギャンブルの株価は、前日比3.46%高で引けました。
本社を除く全製品部門で売上高が前年同期比で増加し市場予想を上回ったことや、売上高見通しを上方修正したことに反応していると推察されます。当社はインフレなどの逆風をブランド戦略などによりうまく乗り切っていると考えます。

株価推移 (6ヶ月日足)

(注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。
(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年4月21日時点。
(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年1-3月期(2023/3)。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年4-6月期以降の予想は2023年4月20日時点。
(注4)各部門の主な製品は、ファブリック・ホームケアは洗濯用洗剤等、ベビー・フェミニン・ホームケアは紙おむつ・生理用品等、ビューティーはシャンプー・トリートメント・スキンケア製品等、ヘルスケアは歯磨き粉・咳止め・妊娠検査薬等、グルーミングは髭剃り等。
(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成

(文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行)

<前回の当社決算>
<米国株決算速報>プロクター・アンド・ギャンブル(PG):株価は2.72%安、ドル高・ロシア事業の縮小・中華圏の新型コロナによる移動制限などの悪影響を受けた

<過去の米国株決算まとめ>
野村の米国株決算リンク集:2022年8-10月期・9-11月期・10-12月期

野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算

野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期

ご投資にあたっての注意点