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2023/10/12 16:05
【イブニングFINTOS!】日経平均株価は大幅高 米長期金利低下を好感(10/12)
本日の株式市場 日経平均株価は、前日比184円高の32,120円で本日の取引を開始しました。前日の米国株式市場では、9月FOMC議事録で高金利を維持しインフレを抑制する必要があるものの、政策を慎重に進める姿勢が示されたことを受け、米長期金利が4.5%台へ低下し、主要3指数が上昇したことが押し上げ要因となりました。 米株式市場でハイテク株高が目立ったことを受けて、国内株式市場でも半導体関連銘柄や高PERの成長株の上昇が目立ちました。また、香港ハンセン指数や上海総合指数などを中心にアジア株式市場が堅調に推移したことも好感され、午後にかけて32,400円を上回る水準まで上昇し、高値圏で保ち合いとなりました。さらに取引終了前には32,500円に迫る水準まで一段と上昇幅を拡大する展開となり、この日の高値の前日比558円高の32,494円で取引を終了しました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・9月消費者物価指数(前年比) (総合) 前月:+3.7% 予想:+3.6% (コア) 前月:+4.3% 予想:+4.1%・アトランタ連銀ボスティック総裁講演・ボストン連銀コリンズ総裁講演 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/12 15:30
【経済データの読み方】減速が続くユーロ圏のインフレ率
ユーロ圏でインフレ率の減速が継続している。9月29日に公表された9月ユーロ圏HICP(消費者物価指数)の速報値は前年比+4.3%と、前月の+5.2%から大きく減速し、2021年10月以来の伸び率まで縮小した。振れの大きい食料品、アルコール、タバコ、エネルギーを除いたコアHICP の前年比も+4.5%と、22年8月以来の伸び率にまで低下している。 内訳を子細にみると、最近のインフレを牽引してきたサービス価格の前年比上昇率(+4.7%)が前月(+5.5%)から大きく減速したほか、財価格の前年比伸び率の縮小も継続している。昨年6月から8月にかけてドイツ政府が公共交通料金の値下げやガソリン減税を行っていた反動が今月から剥落した影響も大きいが、フランス等のインフレ率も前月から減速しており、ユーロ圏全体で物価上昇圧力の緩和が進んでいることが示された格好だ。 この結果によりユーロ圏の7~9月のインフレ率は前年比+5.0%となり、欧州中央銀行(ECB)が9月の政策理事会で示した最新の物価見通しと一致した。最近の市場では原油価格が上昇する中、インフレ率の上振れ観測が俄かに高まっていたものの、そうした懸念をいったん後退させる内容だったと言えよう。 もっとも、インフレ率は依然としてECB の目標の2%を大きく上回っている。ECB の最新の見通しではインフレ率が2%にまで戻るのは25年7~9月期となっており、今後もインフレ率の減速が継続するかは、原油価格の動向を含め引き続き注意深くみていく必要があるだろう。 (野村證券市場戦略リサーチ部 茂木 仁) ※野村週報 2023年10月9日号「経済データを読む」より ※掲載している画像はイメージです。 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/12 08:24
【モーニングFINTOS!】米長期金利低下を受け株高(10/12)
海外市場の振り返り 11日の米国株式市場では、主要3指数が揃って続伸しました。9月FOMCの議事要旨は、参加者の大多数は1回の追加利上げを予想しているものの、追加引き締めの必要性がそれほど切迫していないことを示唆したことなどから、ややハト派的と受け止められました。また、原油価格は、10日にサウジアラビアが市場の安定化を表明し供給減少への懸念が和らいだことや、中東での紛争拡大の懸念が後退したことなどで下落しました。これらを受け米国10年債利回りは低下し、米国株は上昇しました。米9月PPI(生産者物価指数)は市場予想を上回ったものの、変動の大きい食品・エネルギー・流通サービスを除いたコアPPIは市場予想と一致しました。 相場の注目点 本日は、米9月CPI(消費者物価指数)が発表されます。野村では中古車価格の下落などを受け、コアCPIの上昇率は前月比+0.227%/前年同月比+4.031%と、市場予想の同+0.3%/+4.1%を下回り、8月から緩やかに減速すると予想しています。野村の予想通りの結果となれば、次回のFOMC(10月31日~11月1日)での追加利上げに対する市場の織り込み度合いは低下すると推察されます。 本日のイベント 国内では小売企業を中心に、決算発表が本格化しています。本日はファーストリテイリング、セブン&アイ・ホールディングスなどの決算発表が予定されています。 (投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2023年10月12日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(10/11) 【野村の投資判断】日銀短観はQ2決算後のアナリスト予想が小幅な上方修正になることを示唆 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/11 19:00
【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(10/11)
原油価格の乱高下もあり、ENEOSやINPEXがランクイン 足もとで、原油価格が乱高下しています。原油価格は、石油元売セクターや鉱業セクターの業績に影響を与えます。例えば、原油価格が上昇すると石油元売セクターでは、石油・天然ガスの開発事業にプラス影響となり、在庫評価益の拡大も見込まれます。同様に、鉱業セクターでは、天然ガスの販売価格も原油価格に連動して決定されることが多いため、業績にプラスに働きます。 石油元売セクターではENEOSホールディングス(5020)が5位に、鉱業セクターではINPEX(1605)が6位にそれぞれランクインしています。両銘柄は10月第1週に原油価格が下落したことで、それに伴い株価も急落しました。ただし、10月7日に、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、ガザ地区に隣接するイスラエル南部に大規模攻撃を行ったことで、中東情勢に対する懸念が強まっています。原油価格が再び上昇したことで、3連休明け10日の両銘柄は大幅上昇となりました。 2023年10月1日付で株式分割を行った本田技研工業(7267)が9位にランクインしています。ホンダは、2023年10月1日付で1株を3株に分割しています。株式分割は、個人投資家からの新規資金流入への期待を高め、多くの場合ポジティブに評価されますが、権利落ち日が材料出尽くしのタイミングとなりやすい点には、注意が必要です。 (FINTOS!編集部) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年10月10日時点。 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/11 16:25
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、189円高。米長期金利低下を好感(10/11)
本日の株式市場 前日の米国株式市場は、FRB高官の発言を受けて利上げ長期化への過度な懸念が和らぎ米長期金利が低下し、米主要3指数が揃って上昇しました。この流れを引き継ぎ、主力の値嵩株を中心に上昇し、日経平均株価は、前日比100円高の31,847円で取引を開始し、その後も、堅調に推移しました。後場に入ると、為替市場が1米ドル=148円台後半に円安米ドル高が進んだことが支援材料となり、日経平均株価は一時、前日比290円高の32,037円に上げ幅を広げる場面も見られましたが、目新しい材料に乏しく、結局、前日比189円高の31,936円で取引を終えました。 個別では、ファーストリテイリングや東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストといった、値嵩株や半導体関連株の上昇が目立ち、この4銘柄で日経平均株価を約174円押し上げました。一方で、東証プライム市場では、値上がり銘柄380銘柄に対して、値下がり銘柄1,408銘柄と、値下がり優勢となり、TOPIXは前日比-0.19%で取引を終えました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・ボウマンFRB理事講演・アトランタ連銀ボスティック総裁講演(12日1:15)・9月FOMC議事録(12日3:00)・ボストン連銀コリンズ総裁講演(12日5:30) (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/11 15:30
【注目テーマ】若冲コレクションから見える投資家像
江戸期の画家「伊藤若冲」の作品を含む江戸絵画コレクションで知られる米国の美術収集家ジョー・プライス氏の逸話を、「投資」という側面から考察したい。 プライス氏が江戸絵画を初めて購入したのは1953年に遡る。ニューヨークを訪れた際に、たまたま入った東洋美術の店で「若冲」の「葡萄図」に遭遇し、どうしても欲しくなり購入したのが始まりである。当時「若冲」の絵画は評価されておらず容易に入手できたが、プライス氏は若冲の名前はおろか、日本の絵画であることさえも認識せずに購入したという。 「若冲」の絵画の持つ本質的な美しさと目を見張るような素晴らしい技術に心を奪われたことで、その後、数百ともいわれるプライス氏の質の高い江戸絵画のコレクションが築かれることになる。「投資」という側面から考察すると、自分自身で投資対象の価値を見抜いた上での賢明な投資だったと言えよう。 またプライス氏は、江戸絵画は自然の光の中で見るのが一番であると理解しており、美術館の採光も自然光を取り入れた間接照明を多く活用した。また日本で大人気を博した展覧会では、時間の流れによる照度変化や障子越しの自然光を活用など、鑑賞方法の工夫による新たな価値創造に貢献した。同時に自身のコレクションを積極的に公開することで多くの研究者とコミュニケーションをとり、そこで新たな発見や価値を知ることに喜びを感じたという。それらの研究を基にした書籍等による知識の広がりと展覧会との相乗効果で注目が集まり、コレクションの価値も徐々に上昇していったと考えられる。 その過程では、自ら建設を主導した米国の展示施設において、施設関係者の理解不足により提供したコレクションが丁寧に扱われないなど期待を裏切られる出来事もあったというが、コレクションの公開を止めなかった。 翻って、現在我が国では日本企業の価値向上に向けた様々な取り組みが進行している。企業自らの取り組みが重要なのは当然ながら、関係する利害関係者と良好な関係を保ちつつ価値創造を働きかける理想的な投資家の姿がプライス氏の逸話から浮かび上がってくるように思える。 (野村證券投資情報部 山本 昌幸) ※野村週報 2023年10月9日号「投資の参考」より ※掲載している画像はイメージです。 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/11 09:39
【米国株決算速報】ペプシコ(PEP):消費者ニーズへの対応で成長継続・通期見通し引き上げ、株価は+1.88%
決算概要(2023.12期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回り、通期EPS見通しは引き上げられた 米国時間10月10日寄り前に、「ペプシコーラ」や「Lay’sポテトチップス」で知られる世界的な食品・飲料会社のペプシコ(PEP US)が2023年7-9月期(2023.12期第3四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.3%上回り、EPSは市場予想を4.4%上回りました。 会社は2023年12月期通期EPS見通し従来の7.47ドルから7.54ドルへ引き上げ、これは市場予想(7.49ドル)を1%上回る水準です。 消費者のニーズに対応 会社は決算説明会で、消費者のニーズに対応してスナックのパッケージ小口化などを行ったことをコメントしました。また北米飲料部門では、スポーツ飲料のゲーターレードが新商品の「ゲーターレード・ウォーター」の寄与などで二桁増収となったほか、主力のペプシも一桁台半ばの増収を達成したことをコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は上昇 ペプシコの株価は、前日比1.88%高で引けました。9月中旬以降、当社や、飲料で競合するコカコーラ(KO US、10日の株価は前日比+2.17%)の株価は下落していました。これは、米国金利上昇とドル高により、米国での消費減速や海外ビジネスのドルベースでの収益が減少するとの懸念が理由と推察されますが、今回の決算によりこれらの懸念は和らいだと考えます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年10月10日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年4-6月期(2023/6)。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年7-9(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年7-9月期(2023/9)。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年10-12月期以降の予想は2023年10月9日時点。(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】ペプシコ(PEP):インフレの中でも消費者が選び続けるブランド、株価は+2.38% 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/11 08:21
【モーニングFINTOS!】米国株続伸 金利低下を好感(10/11)
海外市場の振り返り 10日の米国株式市場では、主要3指数揃って続伸しました。9日と同様にFRB高官によるハト派的な発言が相次いだことや、中国当局が2023年の財政赤字拡大を容認し、新たな景気刺激策を準備しているとブルームバーグが報じたことなどが、株価上昇の要因となりました。休場明けとなった米国債券市場では、米10年国債利回りが4.6%台半ばまで低下し、金利ピークアウトへの期待も株価を押し上げました。 相場の注目点 ここ数日のFRB高官の発言では、米国長期金利の上昇を受け追加利上げに対して慎重化していることが伺えます。本日もボウマンFRB理事やウォラーFRB理事の発言が予定されているほか、9月FOMC議事録の発表にも注目が集まります。もっとも、FRBによる金融政策の動向を見極めるうえでは、経済指標の結果も重要な要素です。目先、最も重要な指標は、12日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)です。野村證券では中古車価格の下落などを受け、コアCPIは前月比+0.227%と、前月(同+0.278%)から緩やかに減速すると予想しています。野村予想通りの結果となれば、次回(10月31日~11月1日)FOMCにおける追加利上げへの期待は後退するとみられます。 本日のイベント 国内では小売企業を中心に、決算発表が本格化しています。本日はイオン、ABCマート、東宝、吉野家ホールディングスなどの決算発表が予定されています。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2023年10月11日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【新産業紹介】「2024年問題」のピンチをチャンスへ 【銘柄紹介】エス・エム・エス/東京応化工業/日産自動車 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/10 19:00
【銘柄ランキング】日本株の急落局面(9/28-10/4)で個人投資家に買われた銘柄は?
バリュー株や株式分割を実施した銘柄が買われる 2023年9月28日から10月4日にかけて、日経平均株価は5営業日連続で下落し、この期間の下落幅は終値ベースで約1,845円に上りました。同じ期間における野村證券の個人口座における購入銘柄を見ると、上位20銘柄の大半は、銀行や自動車などを含むバリュー株となっています。バリュー株は年初から日本株の上昇を牽引していましたが、直近の下落局面では相対的に下落率が高くなっています。そのため、押し目買いが行われた可能性があります。 また、2023年10月1日付で株式分割を行った銘柄も多くランキングに名を連ねています。具体的には、4位の本田技研工業(7267)は1株を3株に、5位のデンソー(6902)は1株を4株に、9位の東海旅客鉄道(9022)は1株を5株に、19位のアドバンテスト(6857)は1株を4株に、それぞれ分割しています。株式分割は、個人投資家からの新規資金流入への期待もあり、ポジティブに評価されることが多いです。ただし、権利落ち日がいったんの材料出尽くしのタイミングとなりやすい点には注意が必要です。 (FINTOS!編集部) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年10月6日時点。 ご投資にあたっての注意点