(注)画像はイメージです。
本日の動き
米国金利の先高観を受け米長期金利が上昇(価格は下落)し、前週末の米国主要3指数は揃って反落となりました。本日の日経平均株価は前週末比44円高の40,325円で始まりましたが、寄り付き後まもなく下げに転じました。先週末は5ヶ月ぶりに節目となる4万円台を回復したことから利益確定の売りも出たとみられ、日経平均株価への寄与度が高い値がさ株が下落し全体を押し下げました。その後も上昇に転じる材料に欠け、終値は前週末比386円安の39,894円となりました。年間の騰落率では、日経平均株価は昨年末比19.2%高、TOPIXは同17.6%高となりました。日経平均株価は1989年末の38,915円を上回り、35年ぶりに年末での史上最高値を更新しました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
日本市場は、本日が大納会となり、2025年1月6日(月)が大発会と、長期間の休場となります。米国市場は2025年1月1日(水)が休場となり、2日(木)から通常取引となります。日本が休場の間に米国市場などが大きく動き、6日(月)の休場明けに国内市場が影響を受ける可能性には注意が必要です。また、1月6日(月)の上下両院合同会議においてトランプ氏が次期米大統領として正式決定され、20日(月)に大統領就任式が行われます。政権移行期の最中にトランプ次期大統領が発信する経済政策などを巡る情報に注意が必要です。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)