11月16日に発表された米国株の四半期決算をお送りいたします。

エヌビディア(NVDA)

データセンター向けは堅調維持

※ 会社発表、ブルームバーグより野村證券投資情報部作成
※ 実績は2022年8-10月期
※ EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益
※ 11月16日引け後決算発表。発表後の株価は、16日の時間外取引における16日終値比での騰落率(米国東部時間19時59分現在)

 データセンターやゲーム、AI、グラフィックス向けなどの半導体の設計・販売を行うエヌビディアの2022年8-10月期決算は、中国向け在庫の評価減などによりEPSは市場予想を下回りました。データセンター向け売上高は、前年同期比31%増で市場予想を上回りました。米国による中国向け半導体の輸出規制の売上高への影響について会社は、一部製品は悪影響を受けたもののほかの製品が相殺したことをコメントしました。また、売上高が前年同期比で51%減少したゲーム向け売上高は、会社は仮想通貨イーサリアムが計算量が少ない仕様へ変更したことで当社製品の必要性が低下したことをコメントしましたが、事前に引き下げられていた市場予想を上回りました。

(文責:野村證券 投資情報部・竹綱)

<前回の当社決算おさらい>
<野村の米国株決算速報>エヌビディア(NVDA):株価は4.33%下落、マクロ経済や仮想通貨向けに不透明感

<過去の米国株決算まとめ>
野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算

野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期

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