このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年11月30日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第3位のソフトバンク(9434)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

主要移動平均線が1,400円台に集中、上放れなるか

当社は、「SoftBank」「Y!mobile」などを展開する国内大手の情報通信企業です。

(図1)当社の株価は2021年9月以降上値の重い動きとなり、三角保ち合いを形成しています。2022年10月安値(1,427.5円)は保ち合い下限で反発しており、この先まずは1,400円台に集まる主要移動平均線を上放れとなるか注目されます。

さらに保ち合い上限や2022年7月高値(1,561円)も突破となれば、2021年9月以降の保ち合い相場が終了した可能性が考えられ、2021年9月高値(1,620円)に向けてさらなる戻しを試す動きが期待されます。

1,400円前後の水準にはフシ多い

(図2)一方、三角保ち合いを下抜けた場合は、 2021年以降の安値などのフシが集まる1,400円前後の水準や、2020年以降の上昇幅に対する50%押し(1,389円)水準でまずは下げ止まるか注目されます。さらなる下値メドとしては同2/3押し(1,312円)などが挙げられます。

ご参考:直近の年間パフォーマンス

※株価は修正株価、2022年の株価は12月16日時点。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年12月16日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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ご投資にあたっての注意点