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16:49

【野村の夕解説】相互関税の詳細公表を控え小動き 101円高(4/2)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 昨日の米国ハイテク株高を受け、本日の日経平均株価は前日比126円高の35,751円で始まり、その後は1日の終値を挟み一進一退の値動きとなりました。午前中には日銀の植田総裁が衆院財務金融員会で答弁を行い、米関税政策が各国の貿易活動に大きな影響を及ぼす可能性もあるとの認識を示しました。総裁の発言に加え、トランプ米政権の関税政策が米国景気の重荷になるとの懸念から、日本の新発10年債利回りは前日から0.025%程度低い1.465%まで低下(価格は上昇)しました。金利低下を受け銀行株が下落し、相場の重しとなりました。日本時間3日のトランプ米大統領による「相互関税」の詳細公表を控え、日経平均株価は下げに転じる場面もあるなど、終日方向感に欠ける展開となり、終値は前日比101円高の35,725円と小幅に続伸し取引を終えました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 トランプ米大統領は日本時間3日早朝、貿易相手国に対する新たな関税政策を発表する予定です。内容次第では貿易摩擦激化への懸念が高まる可能性があります。経済指標では、米国では本日3月ADP全米雇用レポートや2月の製造業受注が発表されます。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点

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