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27分前

【野村の夕解説】日経平均株価、米CPI発表を控え上げ幅縮小 (5/15)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前週末比177円高の38,533円で取引を開始し、間もなく、前日比460円高に上げ幅を広げました。東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄の上昇に加え、前日の引け後に決算発表を行ったソニーグループやテルモなどの上昇も目立ちました。ソニーグループは2025年3月期の営業利益見通しが市場予想を下回ったものの、同時に自社株買いと新中期経営計画を発表し、資本効率の改善に向けた取り組みが市場から評価されたことが株価の上昇につながりました。後場に入ってからも13時に決算を発表した三井化学が年初来高値を更新するなど、決算発表を材料とした動きが見られたものの、米国時間15日に米4月CPI(消費者物価指数)の発表を控えていることから、一方的に上値を追う動きとはならず、慎重姿勢が強まりました。引けにかけては38,400円近辺で小動きとなり、前日比29円高の38,385円で取引を終了しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国時間15日に、FRBの金融政策を予想する上で注目されるCPIが発表されます。米4月CPIの市場予想は前月比+0.3%と、3月の同+0.4%からインフレの伸び率が鈍化すると予想されています。結果が市場の想定程度、もしくは下振れた場合は、インフレ再加速の懸念後退につながると考えられます。 米国の金融政策は日本株式市場にも影響が大きいため、注目されます。 (野村證券投資情報部 岩崎 裕美) ご投資にあたっての注意点

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