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2023/10/26 15:30
【新産業紹介】コーディングを自動化するAI
プログラミングのコードを自動で生成するAI(人工知能)技術に注目している。 コードを自動生成するAI は、多言語の膨大なテキストデータ(本、Wikipedia、Web サイトなど)を収集して学習する、大規模言語モデルと呼ばれるAI をもとに作られている。プログラミング言語も一種の言語であるため、AI はその文法や構造を学習し、学習成果に基づいてコードを生成することができる。 例えば、ChatGPT のような人間と会話するAI に対して、「自分のホームページを作りたいのでコーディング案を出してください」と質問すると、AI は適切なコード案を提示する。プログラミングの初心者でもWeb サイトを簡単に作ることができる。 初心者だけでなく本職のプログラマーにも有用である。既存のプログラムの拡張や修正などにおいてコードを変更する際に、開発者がAI に変更内容を説明すると、AIは適切なコードを生成する。 AI がプログラミングを支援するサービス「GitHub Copilot」は、全世界で100万人以上が利用する。GitHub 社によると、多くのプログラマーは、AI によるコーディングサービスを利用することで、繰り返し作業に伴う精神的疲労が軽減され、早くタスクを完了できると感じているようだ。 生成AI は、コーディングの自動化にとどまらず、システム開発にも活用可能である。従来の日本企業は、システム開発するべき業務内容や具体的な開発手順をシステム開発会社に丸投げすることが多かった。今後は、システム開発会社に依頼して独自のシステムを開発するか、汎用的に利用できるパッケージ・ソフトウェアの購入で対応するか、社内開発で対応可能か、を自社で切り分けることが容易になる。 企業がシステム開発会社の開発能力を見極める力も向上すると、企業のDX が加速する。結果として日本全体のDX 化が加速することが期待される。 勿論、あくまでも、AI による自動コーディングはツールの一部で、開発者の創造性や専門知識を補完するものとして利用されるべきである。人間の判断力や専門知識が重要なことはこれまでと変わりない。AIと人間のプログラマーの共同作業により、更に優れたシステム開発が実現することに期待している。 (野村證券フロンティア・リサーチ部 中野 友道) ※野村週報 2023年10月23日号「新産業の潮流」より ※掲載している画像はイメージです。 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/26 12:00
【#半導体製造装置】AI抽出15銘柄/レーザーテック、SCREEN、兼松…
KOKUSAI ELECTRICがプライム市場に上場 半導体製造装置メーカーの「KOKUSAI ELECTRIC」が2023年10月25日、東京証券取引所のプライム市場に上場しました。上場時の時価総額は5,400億円を超え、国内では今年最大のIPO(新規株式公開)となりました。同社の金井史幸社長は、「(半導体)市況はすでに底を打った。」と述べています。仮に今後、半導体製造装置への需要が増加した場合、日本企業にどのような影響を与えるのでしょうか。AI「xenoBrain」は、「半導体製造装置需要増加」が他のシナリオにも波及する可能性を考慮し、影響が及ぶ可能性のある15銘柄を選出しました。 ニューストピック:半導体製造装置需要増加 「xenoBrain」は半導体製造装置メーカーや各種関連部品メーカーなどを中心に15銘柄をリストアップしました。 ・レーザーテック・SCREENホールディングス・兼松・岡谷鋼機・芝浦メカトロニクス・東京エレクトロン・FUJI・THK・IHI・栗田工業・山洋電気・明電舎・鶴見製作所・セントラル硝子・日本ペイントホールディングス ※xenoBrain 業績シナリオの読み方 (注1)本分析結果は、株式会社xenodata lab.が開発・運営する経済予測専門のクラウドサービス『xenoBrain』を通じて情報を抽出したものです。『xenoBrain』は業界専門誌や有力な経済紙、公開されている統計データ、有価証券報告書等の開示資料、及び、xenodata lab.のアナリストリサーチをデータソースとして、独自のアルゴリズムを通じて自動で出力された財務データに関する予測結果であり、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。(注2)『xenoBrain』とは、ニュース、統計データ、信用調査報告書、開示資料等、様々な経済データを独自のAI(自然言語処理、ディープラーニング等)により解析し、企業の業績、業界の動向、株式相場やコモディティ相場など、様々な経済予測を提供する、企業向け分析プラットフォームです。(注3)時価総額500億円以上の銘柄を表示している。xenoBrainのデータは2023年10月26日時点。(注4)画像はイメージ。(出所)xenoBrainより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/26 09:09
【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):AIビジネスへのシフト順調・中東情勢が広告収入に悪影響、株価は-1.91%(時間外取引)
決算概要:2023年7-9月期(2023.12期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間10月25日引け後に、「フェイスブック」や「インスタグラム」などSNS広告事業を行うメタ・プラットフォームズ(META US)が2023年7-9月期(2023.12期第3四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を1.7%上回り、EPSは市場予想を20.9%上回りました。 AIビジネスへのシフト順調・中東情勢が広告収入に悪影響 会社は、2023年12月期通期の費用見通しを引き下げ、メタバースなどの不採算事業のコスト削減が順調であることを示しました。一方で2024年12月期通期の費用見通しは今年度を上回り、AIを含むサーバー事業への投資を拡大させることを決算書でコメントしました。 会社の2023年10-12月期売上高見通しは市場予想を下回りました。会社は10月に中東で紛争が勃発して以降、広告収入が軟調になっていると決算説明会でコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で下落 メタ・プラットフォームズの株価は、前日比4.17%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、一時上昇した後下落に転じ、終値比1.91%安の293.82ドルで推移しています(NY時間18:14)。 中東情勢が広告収入へ悪影響を及ぼしている、とのコメントに反応していると考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年10月25日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年7-9月期(2023/9)。2023年10-12月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2023年10-12月期以降の予想は2023年10月24日時点。(出所)会社発表、LSEG (旧リフィニティブ) より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):ユーザー数の純増・広告主のアクティビティは堅調、株価は+7.41%(時間外取引) 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/26 08:35
【モーニングFINTOS!】米国株軟調、テクノロジー株の業績が下押し(10/26)
海外市場の振り返り 25日の米国株式市場は、主要3指数が揃って反落となりました。前日引け後に決算を発表したネット検索のアルファベットや半導体のテキサス・インスツルメンツなどの業績を受けてテクノロジー株や半導体関連株が下落した他、米長期金利の上昇が相場を下押ししました。米債券市場では、9月米新築住宅販売件数の大幅な上振れや米5年債入札の不調を受け、金融引き締め長期化と国債の需給悪化への警戒感から、米10年国債利回りが4.9%台後半に上昇しました。為替市場では円安圧力が強まり、ドルは対円で一時150円30銭台と、年初来高値を更新しました。 相場の注目点 相場の注目点は、本格化する日米の決算発表です。また、10月30日-31日には日銀の金融政策決定会合、10月31日-11月1日には米国でFOMCが開催されます。金融政策に関する公式発言を自粛するブラックアウト期間入りしていますが、経済指標や報道を通じて思惑が相場を左右する可能性があります。米国では26日に7-9月期実質GDP(速報値)が発表されます。米景気の堅調を示唆する経済指標は金融引き締め長期化懸念につながり、相場で材料視される可能性があります。 本日のイベント 欧州ではECBの金融政策理事会が開催されます。直近のECB高官の発言を確認する限り、今会合では金融政策の据え置きが予想されます。また、トルコでは金融政策会合が開催されます。政策金利である1週間物レポレートを30.0%から35.0%に引き上げると見られています。 (投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2023年10月26日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【銘柄ランキング】20-30代の投資家に買われた個別銘柄は?(2023年9月) 【野村の投資判断】新NISAの影響③:「貯蓄から投資へ」が始まりだしている可能性] ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 19:00
【銘柄ランキング】20-30代の投資家に買われた個別銘柄は?(2023年9月)
NTTが1位に、政府保有のNTT株売却案に注目集まる 1位は前月と同じく日本電信電話(9432、NTT)となりました。NTTについては、政府保有のNTT株売却とそれに関連したNTT法見直しの議論に注目が集まっています。なお、これまで自民党からはNTT株を20年かけて売却するとの意見が表明され、NTT側でも株価への影響を防ぐ対応を行う方針が公表されています。野村證券では、株式需給にマイナスとなる可能性は低いと考えています。 ENEOSホールディングス(5020、ENEOS)が前月の11位から順位を上げて4位となりました。ENEOSに代表される石油元売り企業の業績は、原油価格の影響を大きく受けます。直近の原油価格は神経質な動きが続いています。2023年9月中旬にかけては、中国を中心とした需要回復期待から原油価格が上昇しました。10月上旬にかけては米国景気の失速への懸念から原油価格が下落する場面も見られましたが、10月中旬に中東情勢を巡る地政学リスクの高まりから再度上昇する展開となりました。ENEOS株も原油価格の変動に合わせて、不安定な動きが続いています。 前月はランキング圏外だったサイバーエージェント(4751、サイバー)が6位にランクインしています。サイバーの株価は年初から下落傾向となっていることから、押し目買いが行われた可能性があります。足元のサイバーの業績はゲーム事業を中心に軟調です。ゲーム事業については、既存のゲームタイトルの長寿命化と新作ゲームの業績貢献の早期化などが再評価のポイントとなりそうです。 (FINTOS!編集部) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年10月24日時点。 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 16:03
【イブニングFINTOS!】米国株の上昇を好感し、日経平均株価2営業日続伸(10/25)
本日の株式市場 前日の米国株式市場は、米長期金利の上昇が一服したことや良好な企業決算の発表を受けて、主要3指数が揃って上昇しました。その流れを引き継ぎ、日経平均株価は前日比240円高の31,302円で取引を開始し、堅調に上げ幅を広げると、前日比404円高の31,466円で前場の取引を終えました。後場は新たな材料に乏しく、本日の高値圏となる31,400円台での膠着が続きました。しかし、引け間際に上げ幅を縮めると、前日比207円高の31,269円で取引を終えました。 個別では、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連銘柄や、ソフトバンクグループなど、値嵩株の上昇が相場をけん引した一方、中国での事業環境悪化懸念から、ファナックやニデックなどの下落が目立ちました。 東証プライム市場の売買代金は3兆1,379億円と低調でした。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・9月新築住宅販売件数(23:00) 予想:年率68.0万件 (8月:67.5万件) (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 15:30
【資産運用の視点】暗号資産に係る世界の規制動向
暗号資産(暗号通貨・仮想通貨)とは、銀行等の第三者を介さずにインターネット上で取引できる財産的価値を有するデータ資産のことである。ブロックチェーン技術で台帳を集中型ではなく分散管理し、暗号資産の決済や送金の取引データ管理における信頼性を担保している。代表的な暗号資産にはビットコインやイーサリアムなどがあり、世界には25,000以上の銘柄が存在する。 2009年にビットコインが誕生して以降人気を集める投資手法となったが、近年は暗号資産の仕組みを悪用する事例の増加や、国際的に活動する暗号資産業者の破綻などがあり、利用者保護を巡る懸念が高まっている。また、規制の複雑化や各国間の相違についても問題視する声が増え、国際的な規制枠組みの必要性も高まっている。こうした状況を受けて、暗号資産に係るリスクを未然に防止するため、規制の制定や強化に向けた動きが活発になってきている。 欧州連合(EU)では世界で初めて暗号資産を包括的に規制する法律「暗号資産市場規制法(MiCA 規則)」の採用を決定した。23年5月に欧州理事会にて採択され、24年12月から適用される見通しである。MiCA 規則は、既存のEU 法では規制されていない暗号資産を対象としており、投資家保護や不正取引防止、暗号資産業者への規制を目的としている。施行されることにより、EU 全ての加盟国で一貫した規制の枠組みを構築することが可能となる。 また、証券監督者国際機構(IOSCO)は、23年5月、暗号資産とデジタル市場の規制に関して、相場操縦やインサイダー取引、詐欺、顧客資産保護、個人顧客の扱いなどを対象とした初の国際標準ルールを提案、公表した。IOSCO は法的拘束力を持たないが、世界の暗号資産業界における規制の一貫性と利用者保護の強化に資するべく、早期の確定を目指している。 日本においては資金決済法や金融商品取引法等にて、利用者を保護するための法改正が行われているが、国境を越えて流通する暗号資産は国際的に規制することが不可欠である。今後、グローバルな規制枠組が構築されることで、暗号資産業者が従うべきガイドラインや要件が一層明確化されるとともに、暗号資産業界の健全な発展に繋がっていくだろう。 (野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング 梶村 侑加) ※野村週報 2023年10月23日号「資産運用」より ※掲載している画像はイメージです。 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 11:24
【米国株決算速報】ビザ(V):消費堅調継続・四半期見通しはやや市場予想を下回る、株価は-0.67%(時間外取引)
決算概要:2023年7-9月期(2023.9期第4四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間10月24日引け後に、決済テクノロジー企業であるビザ(V US)が2023年7-9月期(2023.9期第4四半期)決算を発表しました。営業収益は市場予想を0.7%上回り、EPSは市場予想を3.9%上回りました。 消費堅調継続も四半期見通しはやや市場予想を下回る 会社は、コロナ禍からの個人消費や海外旅行の需要の回復は継続しており、最近の地政学的、また、経済的な不確実性はあるものの、今後の決済市場について楽観的とコメントしました。 当社が決算書で示した2024年9月期通期の見通しは市場予想とほぼ一致する内容だった一方、決算説明会でコメントした2023年10-12月期四半期の営業収益見通しはやや市場予想を下回りました。 売上高とEPSの推移 株価は下落 ビザの株価は、前日比1.35%高で引けた後、時間外取引では、決算発表直後は上昇したものの、その後下落に転じ、終値比0.67%安の233.07ドルで推移しています(NY時間19:51)。 四半期見通しに反応したと考えられます。10-12月は年末商戦にあたることから、地政学リスクやインフレによる個人消費への影響の点で次回の当社の決算には注目したいと考えます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年10月24日時点。(注3)営業収益(事業会社の売上高にあたる決済手数料などから顧客特典費用を差し引いた収益)とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年7-9月期(2023/9)。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2023年10-12月期以降の予想は2023年10月23日時点。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ) より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】ビザ(V):消費堅調・中国への旅行者数は回復初期、株価は-0.25%(時間外取引) 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 10:21
【米国株決算速報】アルファベット(GOOGL):ネット広告堅調もクラウド部門が市場予想を下回る、株価は-6.33%(時間外取引)
決算概要:2023年7-9月期(2023.12期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間10月24日引け後に、「グーグル」や「ユーチューブ」といったインターネット広告事業やクラウド事業などを行うアルファベット(GOOGL US)が2023年7-9月期(2023.12期第3四半期)決算を発表しました。 売上高は市場予想を1.0%上回り、EPSは市場予想を6.8%上回りました。 ネット広告堅調も、クラウド部門が市場予想を下回る 部門別売上高では、サービス部門は市場予想を上回り、会社は検索広告やユーチューブ広告、ユーチューブのサブスクリプションなどが好調だったとコメントしました。一方でクラウド部門の売上高は市場予想を下回り、会社はクラウドへの設備投資を2024年度に拡大させるとコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は下落 アルファベットの株価(A株)は、前日比1.69%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比6.33%安の130.02ドルで推移しています(NY時間19:13)。 クラウド部門の売上高実績が市場予想を下回ったためと考えられます。なお、同日発表されたマイクロソフトのクラウド部門は市場予想を上回ったことから、今後の当社の決算では、クラウド部門の成長が同業他社と比較して遅れていないかに注目する必要があると考えます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年10月24日時点。株価はA株の価格。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年7-9月期(2023/9)。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2023年10-12月期以降の予想は2023年10月23日時点。(出所)会社発表、 LSEG(旧リフィニティブ) より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・ 竹綱 宏行) 【米国株決算速報】アルファベット(GOOGL):ネット広告・クラウド堅調、生成AI活用が進もう、株価+7.70% 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点