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2023/10/25 19:00
【銘柄ランキング】20-30代の投資家に買われた個別銘柄は?(2023年9月)
NTTが1位に、政府保有のNTT株売却案に注目集まる 1位は前月と同じく日本電信電話(9432、NTT)となりました。NTTについては、政府保有のNTT株売却とそれに関連したNTT法見直しの議論に注目が集まっています。なお、これまで自民党からはNTT株を20年かけて売却するとの意見が表明され、NTT側でも株価への影響を防ぐ対応を行う方針が公表されています。野村證券では、株式需給にマイナスとなる可能性は低いと考えています。 ENEOSホールディングス(5020、ENEOS)が前月の11位から順位を上げて4位となりました。ENEOSに代表される石油元売り企業の業績は、原油価格の影響を大きく受けます。直近の原油価格は神経質な動きが続いています。2023年9月中旬にかけては、中国を中心とした需要回復期待から原油価格が上昇しました。10月上旬にかけては米国景気の失速への懸念から原油価格が下落する場面も見られましたが、10月中旬に中東情勢を巡る地政学リスクの高まりから再度上昇する展開となりました。ENEOS株も原油価格の変動に合わせて、不安定な動きが続いています。 前月はランキング圏外だったサイバーエージェント(4751、サイバー)が6位にランクインしています。サイバーの株価は年初から下落傾向となっていることから、押し目買いが行われた可能性があります。足元のサイバーの業績はゲーム事業を中心に軟調です。ゲーム事業については、既存のゲームタイトルの長寿命化と新作ゲームの業績貢献の早期化などが再評価のポイントとなりそうです。 (FINTOS!編集部) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年10月24日時点。 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 16:03
【イブニングFINTOS!】米国株の上昇を好感し、日経平均株価2営業日続伸(10/25)
本日の株式市場 前日の米国株式市場は、米長期金利の上昇が一服したことや良好な企業決算の発表を受けて、主要3指数が揃って上昇しました。その流れを引き継ぎ、日経平均株価は前日比240円高の31,302円で取引を開始し、堅調に上げ幅を広げると、前日比404円高の31,466円で前場の取引を終えました。後場は新たな材料に乏しく、本日の高値圏となる31,400円台での膠着が続きました。しかし、引け間際に上げ幅を縮めると、前日比207円高の31,269円で取引を終えました。 個別では、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連銘柄や、ソフトバンクグループなど、値嵩株の上昇が相場をけん引した一方、中国での事業環境悪化懸念から、ファナックやニデックなどの下落が目立ちました。 東証プライム市場の売買代金は3兆1,379億円と低調でした。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・9月新築住宅販売件数(23:00) 予想:年率68.0万件 (8月:67.5万件) (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 15:30
【資産運用の視点】暗号資産に係る世界の規制動向
暗号資産(暗号通貨・仮想通貨)とは、銀行等の第三者を介さずにインターネット上で取引できる財産的価値を有するデータ資産のことである。ブロックチェーン技術で台帳を集中型ではなく分散管理し、暗号資産の決済や送金の取引データ管理における信頼性を担保している。代表的な暗号資産にはビットコインやイーサリアムなどがあり、世界には25,000以上の銘柄が存在する。 2009年にビットコインが誕生して以降人気を集める投資手法となったが、近年は暗号資産の仕組みを悪用する事例の増加や、国際的に活動する暗号資産業者の破綻などがあり、利用者保護を巡る懸念が高まっている。また、規制の複雑化や各国間の相違についても問題視する声が増え、国際的な規制枠組みの必要性も高まっている。こうした状況を受けて、暗号資産に係るリスクを未然に防止するため、規制の制定や強化に向けた動きが活発になってきている。 欧州連合(EU)では世界で初めて暗号資産を包括的に規制する法律「暗号資産市場規制法(MiCA 規則)」の採用を決定した。23年5月に欧州理事会にて採択され、24年12月から適用される見通しである。MiCA 規則は、既存のEU 法では規制されていない暗号資産を対象としており、投資家保護や不正取引防止、暗号資産業者への規制を目的としている。施行されることにより、EU 全ての加盟国で一貫した規制の枠組みを構築することが可能となる。 また、証券監督者国際機構(IOSCO)は、23年5月、暗号資産とデジタル市場の規制に関して、相場操縦やインサイダー取引、詐欺、顧客資産保護、個人顧客の扱いなどを対象とした初の国際標準ルールを提案、公表した。IOSCO は法的拘束力を持たないが、世界の暗号資産業界における規制の一貫性と利用者保護の強化に資するべく、早期の確定を目指している。 日本においては資金決済法や金融商品取引法等にて、利用者を保護するための法改正が行われているが、国境を越えて流通する暗号資産は国際的に規制することが不可欠である。今後、グローバルな規制枠組が構築されることで、暗号資産業者が従うべきガイドラインや要件が一層明確化されるとともに、暗号資産業界の健全な発展に繋がっていくだろう。 (野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング 梶村 侑加) ※野村週報 2023年10月23日号「資産運用」より ※掲載している画像はイメージです。 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 11:24
【米国株決算速報】ビザ(V):消費堅調継続・四半期見通しはやや市場予想を下回る、株価は-0.67%(時間外取引)
決算概要:2023年7-9月期(2023.9期第4四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間10月24日引け後に、決済テクノロジー企業であるビザ(V US)が2023年7-9月期(2023.9期第4四半期)決算を発表しました。営業収益は市場予想を0.7%上回り、EPSは市場予想を3.9%上回りました。 消費堅調継続も四半期見通しはやや市場予想を下回る 会社は、コロナ禍からの個人消費や海外旅行の需要の回復は継続しており、最近の地政学的、また、経済的な不確実性はあるものの、今後の決済市場について楽観的とコメントしました。 当社が決算書で示した2024年9月期通期の見通しは市場予想とほぼ一致する内容だった一方、決算説明会でコメントした2023年10-12月期四半期の営業収益見通しはやや市場予想を下回りました。 売上高とEPSの推移 株価は下落 ビザの株価は、前日比1.35%高で引けた後、時間外取引では、決算発表直後は上昇したものの、その後下落に転じ、終値比0.67%安の233.07ドルで推移しています(NY時間19:51)。 四半期見通しに反応したと考えられます。10-12月は年末商戦にあたることから、地政学リスクやインフレによる個人消費への影響の点で次回の当社の決算には注目したいと考えます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年10月24日時点。(注3)営業収益(事業会社の売上高にあたる決済手数料などから顧客特典費用を差し引いた収益)とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年7-9月期(2023/9)。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2023年10-12月期以降の予想は2023年10月23日時点。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ) より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】ビザ(V):消費堅調・中国への旅行者数は回復初期、株価は-0.25%(時間外取引) 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 10:21
【米国株決算速報】アルファベット(GOOGL):ネット広告堅調もクラウド部門が市場予想を下回る、株価は-6.33%(時間外取引)
決算概要:2023年7-9月期(2023.12期第3四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間10月24日引け後に、「グーグル」や「ユーチューブ」といったインターネット広告事業やクラウド事業などを行うアルファベット(GOOGL US)が2023年7-9月期(2023.12期第3四半期)決算を発表しました。 売上高は市場予想を1.0%上回り、EPSは市場予想を6.8%上回りました。 ネット広告堅調も、クラウド部門が市場予想を下回る 部門別売上高では、サービス部門は市場予想を上回り、会社は検索広告やユーチューブ広告、ユーチューブのサブスクリプションなどが好調だったとコメントしました。一方でクラウド部門の売上高は市場予想を下回り、会社はクラウドへの設備投資を2024年度に拡大させるとコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は下落 アルファベットの株価(A株)は、前日比1.69%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比6.33%安の130.02ドルで推移しています(NY時間19:13)。 クラウド部門の売上高実績が市場予想を下回ったためと考えられます。なお、同日発表されたマイクロソフトのクラウド部門は市場予想を上回ったことから、今後の当社の決算では、クラウド部門の成長が同業他社と比較して遅れていないかに注目する必要があると考えます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年10月24日時点。株価はA株の価格。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年7-9月期(2023/9)。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2023年10-12月期以降の予想は2023年10月23日時点。(出所)会社発表、 LSEG(旧リフィニティブ) より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・ 竹綱 宏行) 【米国株決算速報】アルファベット(GOOGL):ネット広告・クラウド堅調、生成AI活用が進もう、株価+7.70% 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 09:30
【米国株決算速報】マイクロソフト(MSFT):コパイロットのリリースを前にクラウド事業堅調、株価は+3.47%(時間外取引)
決算概要:2023年7-9月期(2024.6期第1四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間10月24日引け後に、「Office」や「ウインドウズ」、クラウドソフトの「Azure(アジュール)」などで知られるソフトウェア企業であるマイクロソフト(MSFT US)が2023年7-9月期(2024.6期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を3.7%上回り、EPSは市場予想を12.7%上回りました。 また、会社の2023年10-12月期部門別売上高見通しは各部門とも市場予想を上回りました。 コパイロットのリリースを前にクラウド事業堅調 会社はアジュールを中心にクラウド事業が堅調であることを決算書で強調しました。また、11月1日から大手企業向けに正式リリースする生成AI機能をビジネスソフトに追加した製品である「コパイロット」によって、AI時代を現実のものにさせようとしている、とサティア・ナデラCEOはコメントしました。 コパイロットの正式リリースを前に企業が同サービスの導入に向けて準備を行うなど、生成AIが企業のIT投資のきっかけになっていると推察致します。 売上高とEPSの推移 株価は上昇 マイクロソフトの株価は、前日比0.37%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比3.47%高の342.00ドルで推移しています(NY時間18:13)。 市場予想を上回る実績や会社見通しに反応していると考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年10月24日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2023年7-9月期(2023/9)。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2023年10-12月期以降の予想は2023年10月23日時点。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ) より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】マイクロソフト(MSFT):生成系AIの評判は良好、株価は+8.45%(時間外取引) 野村の米国株決算リンク集:2023年1-3月期・4-6月期決算 野村の米国株決算リンク集:2022年1-3月期・4-6月期・7-9月期・10-12月期決算 野村の米国株決算リンク集:2021年10-12月期 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/25 08:33
【モーニングFINTOS!】米主要3指数上昇、好調な企業決算が支え(10/25)
海外市場の振り返り 24日の米国株式市場で、NYダウは5営業日ぶりに反発しました。S&P500指数とナスダック総合指数も上昇し、主要3指数は揃って上昇となりました。この日は、寄り前に発表されたベライゾン・コミュニケーションズやスリーエム、コカ・コーラ、ダウ、ネクステラ・エナジーなどの企業決算が総じて良好な結果となり、株式市場を押し上げました。また、イスラエルが人質解放の交渉を行うため、ガザ地区侵攻を遅らせる意向と報道され、中東情勢への懸念がやや和らぎました。 相場の注目点 足元で、米長期金利は上昇基調にあります。背景には、これまでのFRBによる積極的な利上げにも拘わらず、米国経済が堅調さを保っていることで、インフレ抑制のためにFRBが金融引締めを継続しなければならなくなるとの見方が強まっていることが挙げられます。直近発表された米国9月小売売上高や米国9月鉱工業生産などでも、米国景気の堅調さが示されました。今週は、26日に米国7-9月期GDP速報値、27日に米国9月PCE(個人消費支出)デフレーター、ミシガン大学消費者センチメント指数などが発表される予定です。これら経済指標を通して確認される、足元の米国景気やインフレの状況が注目されます。 本日のイベント 本日は米国で、メタプラットフォームズ(旧フェイスブック)、ボーイング、IBMなどが決算発表を予定しています。 (投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2023年10月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(10/24) 【野村の投資判断】銀行株のアナリスト・レーティングに引き上げ余地 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/24 19:00
【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(10/24)
原油価格変動の影響を受けるENEOSやINPEXがランクイン 日本たばこ産業(2914、JT)が前週の4位から1位に上昇しました。JTは2023年10月12日に、高温加熱式たばこ「プルーム・エックス」の価格を1980円から980円へと値下げするとの発表を行いました。JTの加熱式たばこの国内でのシェアは3位であり、シェア向上を目指しているようです。 イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃をきっかけに中東情勢に対する警戒感が増しています。この影響で米原油指標のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は、2023年10月19日から20日の間に一時的に1バレルが90ドルを超える価格で取引されました。原油価格の上昇は鉱業・石油元売セクターの業績を押し上げます。石油元売セクターからはENEOSホールディングス(5020)が5位に、鉱業セクターからはINPEX(1605)が9位にランクインしています。 前週14位だったIHI(7013)が10位となりました。現在のIHIの株価は2023年10月23日に年初来安値を更新するなど、低迷しています。プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製航空エンジンの品質問題がIHIの株価下落の要因の一つとなっていますが、その業績への具体的な影響については2023年11月までに公表する予定だとしています。 (FINTOS!編集部) (注1)画像はイメージ。(注2)各種データは2023年10月23日時点。 ご投資にあたっての注意点
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2023/10/24 16:15
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、不安定な動きとなるも4営業日ぶりに反発(10/24)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は、前日比157円高の31,157円で取引を開始しました。前日までの3営業日で約1,042円下落していたことへの反動がありました。もっとも、米長期金利が一時5%台に乗せるなど、高止まりしていることに加え、中東情勢への懸念がくすぶる中、上げ一巡後は下落に転じ、下げ幅は一時前日比447円安となる場面もありました。後場に入り、新たな材料に乏しい中、再度値ごろ感から上昇に転じました。結局、日経平均株価は前日比62円高の31,062円と4営業日ぶりに反発しました。この日は上下の値幅が約658円と大きく、不安定な一日となりました。 個別では、ファーストリテイリングやソフトバンクグループといった値がさ株の一角が上昇し、2銘柄で日経平均株価を約78円押し上げた一方で、ニデックが前日比-10.52%と大幅安となりました。前日引け後に発表した4-9月期決算で、純利益が会社予想を上回ったものの、市場予想を下回ったことが嫌気されました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・10月S&PグローバルPMI速報値 製造業 前月:49.8 予想:49.5 サービス業 前月:50.1 予想:49.9 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら ご投資にあたっての注意点