このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。
「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング
母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年11月30日時点)
本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第6位の武田薬品工業(4502)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。
2018年以降の調整相場終了の可能性
当社は、売上規模で国内製薬業トップの企業です。
(図1)当社の株価は、2021年12月安値を底に上昇に転じました。そして2022年12月には2018年以降の下降トレンドラインを抜け出しました。
この先同ラインを上放れし、2021年3月高値(4,365円)を奪回となれば、2020年と2021年の安値を底としたダブルボトムが完成します。その場合数年来の調整局面が終了した可能性が一段と高まり、2018年以降の下落幅に対する50%戻し(4,793円)などを目指す本格的な戻し相場入りの展開が考えられます。
上向きの52週線が下支えとなろう
(図2)一方上値の重い展開が続いた場合は、上向きの52週移動平均線(12月16日:3,699円)が下値サポートとして期待されます。
ご参考: 直近の年間パフォーマンス
※株価は修正株価、2022年の株価は12月16日時点。
(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年12月16日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。 (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成
この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。