野村證券の2022年の各種見通しをまとめました。各リンクよりご確認ください。(12月31日~1月3日に配信した野村週報記事のまとめページです。)

・海津 政信:【新春特集】世界経済回復は2年目、後半戦入りの認識も(投資の視点)

 2022年は世界経済が新型コロナ危機から回復する2年目となろう。第一の理由はワクチンが引き続き有効であることである。オミクロン株という変異株が再び世界に広がり、接種したのに感染するブレークスルー感染も見られるが…

・美和 卓:【新春特集】2022年の世界経済 - 感染症収束後の課題(内外経済展望)

 2021年は、内外でのワクチン接種の進捗もあり、新型コロナウイルス感染症流行からの出口がようやく見通せるようになってきた1年であった。年前半にはワクチン接種で先行した米欧諸国において経済活動再開が前進した。夏場まで…

・後藤 祐二朗:【新春特集】2022年も「自然な円安」が継続へ(外国為替市場)

 2021年のドル円相場を振り返ると、年明け直後の1月6日に1ドル102円59銭まで円高が進んだ後、明確な円安ドル高トレンドへと転じた。3月30日に110円を突破して以降、9月半ばまでは110円を中心としたレンジ相場が続いたが…

・中島 將行:【新春特集】新興国通貨は米利上げの年に反発する傾向(新興国為替市場)

 新興国通貨は2021年12月10日時点で、中国人民元など一部の通貨を除き前年末比では対ドルで下落している。下落率最大はトルコリラである。リラの対ドル価値は21年初めのほぼ半分となっている。①経済成長を強く志向するエルドアン大統領…

・中島 武信:【新春特集】日米ともに低金利継続を見込む理由(内外債券市場)

 海外ではインフレ率が歴史的な水準まで上昇しているが、日本でインフレ率や長期金利が上昇する可能性は低いとみる。FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は2021年12月1日の議会証言で…

・池田 雄之輔:【新春特集】2022年の日本株は年央高、後半足踏みを予想(日本株式市場)

 2021年の日本株式市場は、夏場の新型コロナウイルス(以下コロナ)・デルタ株の感染拡大、11月末からのオミクロン株への警戒、と二度にわたって大きく揺さぶられた。だが、22年にかけての日本株動向はコロナもさることながら…

・村山 誠:【新春特集】業績拡大で米国株式市場は上昇基調続く(米国株式市場)

 野村では、米国の実質GDP(国内総生産)成長率は、新型コロナウイルス(以下コロナ)感染拡大の影響の反動で、2021年は前年比+5.6%と予想している。22年は同+4.6%と引き続き潜在成長率を上回る高い成長率を予想するが…

・若生 寿一:【新春特集】ESGを見る視点は“What”から“How”へ(ESG)

 2021年は、国や企業、情報開示など様々な側面でESG(環境・社会・ガバナンス)関連の目標設定が相次いだ。各国は11月の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に向け温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにする…

・吉本 元:【新春特集】2022年の政治イベント・地政学リスク(内外政治)

 米国で量的金融緩和の縮小が開始され、インフレ懸念から量的緩和の終了時期を前倒す動きも出ている。安全資産への資金シフトや新興国・地域から米国への資金還流が起こりつつあり、資金が動く契機、材料として政治的リスクが取り上げられる可能性に注意が…

・紙結屋小沼亭:【新春特集】令和4年、「壬寅(みずのえ・とら)」(「壬寅」縁起)

 「寅」に割り当てられた動物の虎は、「密林の王者」とも形容される。美しい縞模様の毛並みをまとう堂々としたたたずまいは古くから勇壮さの象徴となり、時には畏怖の対象にもなった。中国では「白虎」として…

※野村週報2022年新春号より

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